8B8 Ball Pool 日本語ガイド

角度と反射:ダイヤを読んでキックを組む

ダイヤは9ft台の長辺8等分・短辺4等分の位置にあり、間隔はどちらも12.5インチです。

ポケットを狙うだけなら感覚でも入りますが、クッションを使う撞きは計算で決めたほうが安定します。このページは、台上のダイヤを座標として読む方法と、ワンクッションの当て位置を出す計算機で構成しています。

01入射角=反射角で足りる場面

クッションに当たった球は、当たった角度と同じ角度で跳ね返る、というのが出発点です。これを鏡像法といい、クッションの向こう側に的球を鏡写しにして、手球からその鏡像へ直線を引けば、クッションに当たる位置が求まります。

この方法が効くのは、撞点が中心で、強い回転をかけていないときです。順回転や逆回転をかけると、クッションに当たったあとの角度が変わります。配信ページもサイドスピンがクッションで大きく影響すると書いています。

つまり、計算で出すのは「回転をかけない前提の当て位置」です。実戦では、そこから撞点を少しずらして微調整します。計算は当てる場所を決めるため、撞点は入り方を決めるため、と役割を分けると迷いません。

02ダイヤは12.5インチの格子

9ft 台のプレー面は 100×50 インチです。ダイヤは長辺を8等分、短辺を4等分する位置にあるので、間隔はどちらも 12.5 インチになります。つまりダイヤは正方形の格子として読めます。これは一般規則の台の寸法から出る話で、本作の公式記載ではありません。

本サイトでは長辺のダイヤを X(0〜8)、短辺のダイヤを Y(0〜4)として扱います。角が (0,0)、長辺の反対の角が (8,0)、短辺の反対が (0,4) です。0.5 刻みで読めば、実際の撞き分けにも耐えます。

この座標の利点は、計算結果をそのまま「ダイヤ何個分」で読めることです。インチに直す必要がありません。

03ワンクッションの当て位置を出す

上クッション(Y=0)を使うワンクッションは、手球 (cx, cy)、的球 (ox, oy) に対して、当てるX = cx + (ox − cx) × cy ÷ (cy + oy) で求まります。鏡像法をそのまま式にしたものです。このページの末尾に、この式をそのまま使った計算機を置いています。

例として、手球 (2,1)、的球 (6,3) なら当てるXは 3.00。手球 (0.5,1.5)、的球 (7.5,1.5) なら 4.00 で、これは左右対称の配置なので中央のダイヤに当てれば戻ってきます。

同じ式は、手球と的球が上クッションから同じ距離にあるときは使えません(cy + oy は残りますが、的球が手球より上にある前提が崩れる場合がある)。的球が手球より上にあるときは、下クッション側の式に切り替えてください。

04実戦での順序

  • まず的球をポケットできるか確認する。入れられるならキックは不要。
  • 入れられないとき、どのクッションを使うか決める(近い側から)。
  • 計算機で当てるXを出し、ダイヤの位置に目印をつける。
  • 撞点は中心のまま、パワーは強すぎない程度にする。強すぎるとクッションで角度が変わる。
  • 外したら、撞点かパワーのどちらを変えたかを記録する。両方同時に変えると再現できない。

05計算が効かない場面

クッションの反発係数は一定ではありません。強く撞けば跳ね返りが鈍り、弱ければ角度が残ります。同じ当て位置でも、パワーが違えば結果が変わります。

キューは Aim 値で照準線の長さが変わります。長い照準線は便利ですが、線が長いことと正確さは別です。Force や Spin を上げるほうが、実際の撞き分けには効きます。

最後に、本作のブラウザ版はオンライン対戦です。相手の球が進路上にある場合は、いくら計算しても通れません。安全に転がす判断とセットで使ってください。

早見図:ダイヤの番号と、ワンクッションの作図

手球 (2,1) から上クッションの (3,0) に当てると、的球 (6,3) へ向かいます。点線は、クッションの向こう側に的球を映した鏡像 (6,−3)。この1本の直線が「入射角=反射角」の作図です。

ビリヤード台のダイヤ番号とワンクッションの入射・反射の作図01234567801234当てる (3,0)的球の鏡像 (6,−3)手的長辺のダイヤは 0–8、短辺は 0–4。数字はこの向き(手球側から見て左が 0)。
ダイヤ番号と、鏡像法の1例(手球 (2,1) → 的球 (6,3)、上クッションの (3,0) に当てる)

ワンクッション・キック計算(上クッション)

上クッション(y=0)に当てて的球へ向かうための、当てるX位置を出します。X は長辺のダイヤ番号(0–8)、Y は短辺のダイヤ番号(0–4)。入射角=反射角の鏡像法なので、クッションの反発や順回転は考慮しません。

3.00ダイヤ

上クッションに当てるX

計算例
手球のX手球のY的球のX的球のY上クッションに当てるX
2 ダイヤ1 ダイヤ6 ダイヤ3 ダイヤ3.00 ダイヤ
1 ダイヤ2 ダイヤ7 ダイヤ2 ダイヤ4.00 ダイヤ
3 ダイヤ1.5 ダイヤ5 ダイヤ2.5 ダイヤ3.75 ダイヤ
6 ダイヤ0.5 ダイヤ2 ダイヤ3.5 ダイヤ5.50 ダイヤ
0.5 ダイヤ2 ダイヤ4 ダイヤ2 ダイヤ2.25 ダイヤ
0.5 ダイヤ1.5 ダイヤ7.5 ダイヤ1.5 ダイヤ4.00 ダイヤ
2.5 ダイヤ3 ダイヤ6 ダイヤ1 ダイヤ5.13 ダイヤ